こんにちは、ラテン旅のポンです。
このブログでは、中南米の旅について紹介しています。
ペルーのダンスについて知りたい!
マリネラってどんなダンス?
マリネラのダンス教室に参加してみたい!
今回は私がペルーのリマ(Lima)に、ペルーの代表的なダンス「マリネラ」を習いに行った経験について紹介
目次
マリネラとは
では、まずマリネラについて簡単に紹介しますね。
マリネラ(Marinera)はペルーの代表的なダンスで、優雅さと機敏な足捌きが特徴的です。ブラジルのサンバとアルゼンチンのタンゴと並んで「南米3大ダンス」のひとつとされています。このダンスは男女の恋愛をテーマにした物語を表現しており、通常は男性がハンカチや帽子を使って女性にアプローチし、女性がそれに応じる形で踊ります。
また、1986年にはペルーの文化遺産として認定され、ペルー文化の重要な一部となっています。マリネラの魅力をさらに知りたい方は、こちらの記事を参考にしてくださいね。
マリネラの楽しさ
では、次にマリネラダンスの楽しさについて少し紹介しますね。
このダンスの楽しさは、まずその表現力にあります。男女のペアで踊るこのダンスは、求愛をテーマにしており、観客を魅了するロマンティックな要素が満載です。
また、マリネラのリズムは非常に軽快で、踊り手はそのリズムに乗って自由に動き回ることができます。優雅なステップや繊細な動きが織り交ぜられ、見る人にも楽しさを伝えます。
さらに、マリネラはコミュニティやイベントで踊られることも多く、参加者同士の絆を深める機会にもなります。このように、マリネラはただのダンスではなく、文化と人々を結びつけるものにもなっています。
マリネラのダンス動画
以下のプロのマリネラダンサーによるダンス動画を貼っておきますね。
この動画を見ていただければわかりますが、これはハンカチや帽子などの小道具を使って踊られる、とても優雅な踊りです。 また、足の動きも難易度がとても高そうですよね。
私が体験したマリネラレッスン
では、次に私がペルーリマで体験したマリネラレッスンについて紹介していきますね。
ペルーリマにはいくつかのマリネラ教室がありますが、私がいったマリネラ教室はマリネラのコンテストで賞を受賞した経験のあるプロのマリネラダンサーから教わることができる教室でした。(詳細な教室名は記載しませんが、興味があれば「お問い合わせ」から連絡いただければお答えします。)
また、レッスンはすべてスペイン語です。そのため、数字、方向や体を示す基本的な単語は最低限理解しておく必要があります。もちろん、先生が踊って見せてくれますが、言葉と動きの両方を理解した方が深く学べると思いますので、単語を覚えてから行くことをおすすめします。
レッスン料と時間
私が行ったマリネラ教室の料金は50分のプライベートレッスンで90ソルでした。これは行った時(2024年6月)のレートで約3700円でした。ペルーの物価を考えると、個人的には少し高いと感じましたが、有名なマリネラのダンサー&先生なので、この金額を払う価値があると思いました。
もちろん、グループレッスンという選択肢もありましたし、グループレッスンだとはるかに安かったのですが、私は旅行中ということもあり、グループレッスンの開始日とレッスン日程が合わなかったため、プライベートレッスンを選びました。
また、旅行中にグループレッスンを受けても、レッスンが週1や週2など少なくなってしまう可能性もあるので、期間で多くを学びたいのであれば、プライベートレッスンが圧倒的におすすめです。
レッスン内容
次にレッスン内容の紹介をします。
レッスン内容は主にふたつに分かれていました。ひとつ目は基本ステップ(足の動き)、ふたつ目はハンカチの回し方や手の動かし方です。
基本ステップ
先ほども簡単に紹介したように、まず、マリネラの基本ステップを学びました。講師は「このステップは〇〇っていう名前だよ。」などと丁寧に教えていただきましたが、ステップの数が多すぎて、結果ひとつも名前を覚えれず・・・。
そして、簡単なステップから少し高度なステップ(私には難しかったですが、マリネラのプロからしてみればおそらく基礎ステップ)を何度も何度も繰り返し練習しました。また、ステップがわからなくなってしまうこともありましたが、先生に「もう一度教えてください。」というと嫌な顔ひとつせず、丁寧かつ根気強く教えてくださりました。
私がそれらのステップを踏むときに何度も注意されたのが、「膝を曲げてはいけない。膝を伸ばした状態で踊らなければいけない。」ということでした。少し余談になりますが、私はタイ舞踊を約10年踊っており、タイダンスでは膝を伸ばした状態で踊ってはいけないので、その癖が抜けず、マリネラのステップがとても難しく感じました。
ハンカチの回し方と手の動かし方
ある程度基本ステップができたら、次はハンカチの回し方と手の動かし方について学びました。
マリネラでは男性も女性も白いハンカチを使うことが一般的です。マリネラではハンカチの角を少し折り、その折った部分を右手の中指と薬指に乗せて、人差し指と小指で挟んで持ちます。そして、クルクルと回します。
これらは足のステップに比べると少し簡単でしたが、それでも難しいと感じました。実際に、先生がお手本として見せてくれるハンカチの舞い方と、私が回すハンカチの舞い方には大きな差がありました。正直なことを言うと、ハンカチを回すのはマリネラのダンスのなかで一番簡単な動きだと思っていたので、少し驚きました。
一方で、手の動きは、腕を滑らかに上げ下げするような感じで、これは特に難しいとは感じませんでした。
足と手をあわせて
基本ステップと基本的なハンカチの回し方、手の動かし方がわかったら、次はそれらを組み合わせて踊る練習をしました。
足の動き、ハンカチの回し方、そして手の動きを同時に行うと、つい数分前まで理解していた動きが急に難易度が上がったように感じました。
特に「膝を曲げないように!」と意識すればするほど、手が止まってしまったり、ハンカチを上手に回そうとすればするほど、足が絡まってしまったりと、一個に集中すると何かかが疎かになってしまい、本当に難しいと感じました。
記念動画撮影
このような経緯で一旦、授業は終わったのですが、最後に「記念に動画を撮りたい」とお願いし、3分ぐらいの動画を撮影してもらいました。
結論から言うと、マリネラは本当に難しいです!
その撮影した動画を見返してみると、動きが完全に初心者でした。もちろん、マリネラは全く踊ったことはありませんでしたし、初心者という事実は変わらないのですが、他のダンスを10年も踊っていたということもあり、基礎ぐらいはなんとかなるかなと思っていたので、思っていた以上のマリネラダンスの習得力の無さに少し自分にがっかりしました。
また、ここに動画を張ろうとも思っていたのですが、動画の私は必死すぎて、口がポカーンと開いてしまっていて恥ずかしいので、貼るのはやめておきます笑。
満足度
では、次に私の満足度について紹介します。
講師の対応は非常に丁寧で、優しく、わかりやすく教えてもらい、とても満足しています。
値段に関しては、授業を受ける前も受けた後も少し高いなという印象でした。自分がもしマリネラを何年も踊っていて、より高度な技術を取得したい方にとっては質の高いレッスンになるのかもしれませんし、安く感じるのかもしれませんが、私はまだ基礎の段階だったので、専門性の高いことを学べたというような感覚はなく、高いように感じました。
ダンス教室の設備についてはとても満足しています。プライベートレッスンだからということもあるとは思いますが、とても広々としていて、鏡もしっかりあったため、とても踊りやすかったです。
結論:一度のみのマリネラレッスン
これが私の最初のマリネラクラスの体験談でした。
結果として、レッスンはすごく楽しくて、続けたいという気持ちもありました。ですが、私はタイダンスを10年踊っていて、プロとしても踊っていたこともあります。なので、どうしても、タイダンスの基礎を崩したくなかった(膝を伸ばしてタイダンスを踊るようになってしまったら嫌だった)ため、マリネラのレッスンを続けることは断念しました。
もちろん、基礎が全く違うジャンルをふたつ以上踊っても、踊り分けれるという方もいると思いますが、私はそれができないと自分で判断しましたし、おそらくマリネラを続けることで両方が中途半端になってしまうだろうと思いました。
まとめ
マリネラ(Marinera)は優雅さと機敏な足捌きが特徴的な、ペルーのダンスです。これはハンカチを使って踊られ、男女の恋をテーマにした物語が表現されています。
今回私は、ペルーリマでこのダンスを体験してきました。結果、とても楽しいマリネラレッスンでしたし、ペルー文化を知るいいきっかけになったと思います。また、レッスンを通じて、マリネラの魅力を実感しました。
ですが、私は上記したように、マリネラのレッスンを続けようとは思いませんでした。なので、これからは、マリネラを踊る側ではなく、マリネラを鑑賞する側にまわって楽しもうと考えています!
以上、私がペルーリマにマリネラを習いに行ってみた感想でした。
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