こんにちは、ラテン旅のポンです。
このブログでは、中南米の旅について紹介しています。
コロンビアのカルタヘナってどんな街?
カルタヘナへ行ってみた感想が知りたい!
カルタヘナは観光地化され過ぎているって本当?
コロンビアのカルタヘナは、その歴史的な魅力、カリブ海の美しい海岸、そして豊かな文化で観光客を魅了してきました。カルタヘナは現在、コロンビアで最も観光客が集まる都市の一つとして知られており、2024年にはコロンビア国内で最も観光客を集める街として知られています。しかし、実際に訪れてみると、観光地化が進んでいることもあり、賑やかで華やかな街の雰囲気に、少し物足りなさを感じる部分もありました。
この記事では、私が実際にカルタヘナを訪れて感じた印象について詳しく紹介します。
カルタヘナへの印象
では、カルタヘナについて思った私の印象について、音楽、雰囲気、レストランと市場、海、天候と宿泊施設という6つの観点でそれぞれ紹介していきます。
(正直に言うと、私はカルタヘナをあまり好きになれなかったので、ネガティブな意見も多いです。その点を理解していただいた上で、続きを読んでいただけるとありがたいです。)
音楽
まずは音楽についてです。
カルタヘナを歩いていると、まず耳に入ってくるのは地元の音楽の音色です。コロンビアは音楽の国であり、カルタヘナでもその影響は強く感じられます。特に「バジェナート」という音楽が多くの場所で流れており、これはカルタヘナが位置するコロンビアのカリブ海沿岸地域特有のリズムが特徴です。また、稀にサルサやチャンペタなどの音楽も聴こえてきます。カルタヘナの街を歩きながら、これらのリズムに合わせて歩くのはとても楽しい体験です。
ですが、私はサルサがとても好きなので、サルサばかりが聴こえてくるカリ(コロンビアの別の都市)と比べると、少し物足りないという印象を受けました。
雰囲気
次にカルタヘナの雰囲気についても紹介しますね。
カルタヘナは非常に観光地化されており、洗練されたレストランやカフェが並ぶ華やかなエリアが広がっています。観光客が多いため、街全体が賑やかで活気に満ちていますが、私にはその賑やかさが少し過剰に感じられる部分もありました。
特にヨーロッパや北米からの観光客が目立ち、街を歩いていると、スペイン語よりも英語やフランス語などといった外国語が聞こえることが多くありました。そのため、観光地ならではの魅力を存分に楽しむことはできますが、地元の人々の日常や生活に触れる機会が少なくなるのは少し寂しく感じました。
高級感漂うショッピングモール
さらに、カルタヘナには非常に洗練されたショッピングモールもあります。カルタヘナのとあるモールは、まるでシアターのようなデザインで、全体的に高級感が漂っています。モール内のフードコートには、まるでバーのような雰囲気の店もあり、ファッションやグルメが楽しめる場所となっています。この場所も観光客にとっては魅力的なスポットかもしれません。
しかし、私個人としては、もっとローカルな雰囲気を楽しめる場所の方が落ち着くため、このような高級感溢れる場所にはあまり惹かれませんでした。また、正直、全てが高級そうすぎてあまり心が休まらないと感じてしまいました。
レストランと市場
次に、カルタヘナのレストランや市場についてご紹介します。
カルタヘナには多くのオシャレなレストランやカフェがあります。これはオシャレな場所が好きな方や、観光地を存分に楽しみたいという方にはとてもいい場所だと言えます。しかし、私の好みは、地元の雰囲気を感じられる場所です。地元のおじさんやおばさんたちと一緒にぎゅうぎゅうに座って食事をする市場の食堂や、地元色豊かな小さな食堂が好きです。ですが、どれだけGoogle Mapで探しても、インターネットで検索しても、地元に人に訊いても、ローカルの市場を探し出すことはできませんでした。そのため、カルタヘナの観光地化されたレストランやカフェは、正直なところ、私には合わないと感じました。
また、カルタヘナのレストランは価格がやや高めです。一品あたり最低でも1200円以上はしますし、特に観光地周辺では、価格が高く感じられることが多かったです。カリなど他のコロンビアの都市では、もっと手軽な価格で美味しい地元料理を楽しめることが多いため、カルタヘナのレストランは少し高く感じました。もちろん、カルタヘナは観光地として発展している場所ですし、観光業に支えられているので、値段が高くなるのは自然なことなのですが。
海
カルタヘナは海に面しており、美しい海岸線を楽しむことができます。私がカルタヘナの街から見た海は、「めちゃくちゃきれい」と感じるほどではありませんでした。
ですが、カルタヘナ周辺の島々には、素晴らしい景色が広がっています。これらの島へはツアーに参加することで、行くことができます。特に日帰りツアーで訪れることができるサン・セバスティアン島やロサリオ諸島は、青く透き通った海と白い砂浜が広がる、まさに南国の楽園のような場所です。
天候
次にカルタヘナの天候についてです。カルタヘナの気候は、予想以上に湿度が高く、暑さが体にまとわりつくような感覚を覚えました。さらに、他のコロンビアの都市、例えばカリやメデジンと比べても、カルタヘナの湿気は特に強く感じられました。
特に、日本の夏に似た湿気があり、外を歩いているとすぐに汗が吹き出すような暑さを感じます。そのため、カルタヘナを観光する際にはこまめな水分補給が欠かせません。そのため、カルタヘナを訪れる際には、軽装で歩きやすい服装を選ぶことをおすすめします。また、観光地として非常に人気があるため、日差しが強い時間帯に外を歩くのは避けた方が良いかもしれません。
その上、カルタヘナでは、天候が急に変わることがあります。私が訪れた時(12月)も、突然スコールに見舞われ、道が洪水のような状態になりました。特に雨が強く降り始めると、道路が一瞬で冠水してしまい、歩くのが非常に大変になります。もちろん行く時期にもよりますが、カルタヘナを訪れる際には、急な雨に備えて、折りたたみ傘や軽いレインコートを持って行ったほうがいいかも知れませんね。
宿泊施設
最後に宿泊施設についてです。
カルタヘナでは、宿泊施設の価格も高めです。特に観光地としての人気を誇るエリアでは、ドミトリーに泊まる場合でも一泊あたりの料金がそれなりに高く感じました。ホテルやゲストハウスの選択肢は豊富で、観光地周辺には多くの宿泊施設がありますが、全体的に物価が高く、特に繁忙期には料金が上がることを考慮する必要があります。
まとめ
カルタヘナは、その美しい海、歴史的な建物、そして活気に満ちた街並みで観光地として非常に魅力的な場所です。しかし、観光地化が進んでいるため、地元の文化や素朴な生活に触れる機会が少ないことを少し物足りなく感じました。
私はカルタヘナを訪れる前、もし気に入れば滞在を延長しようと考えていました。しかし、実際に訪れてみると、2泊3日でも長すぎると感じるほど私には合わなかったようです。さらに、私はカリからカルタヘナに移動したため、余計にそのギャップを感じたのかもしれません。というのも、私はコロンビアのカリが大好きで、私的ランキングでは世界トップ3に入る街なので、その違いが影響して、カルタヘナが少し物足りなく感じられたのかもしれません。
それでも、カルタヘナには多くの魅力があり、観光地として華やかさを楽しむことができます。カルタヘナの魅力は多様で、何を求めるかによって素晴らしい体験ができると思いますよ!
以上、今回は私が感じたカルタヘナの印象について紹介しました。
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