こんにちは、「ラテン旅」のポンです。このブログでは、中南米の旅について紹介しています。
バスの中で「レゲトン」というラテン音楽を爆音で流しながら踊って、お酒を飲んで、そのままクラブへ向かう。そんな日本ではなかなか味わえない夜遊びを、コロンビアのカリで体験してきました。
今回は、私がカリで体験したパーティーバス、通称「チバ(Chiva)」についての正直な感想をお伝えします。
パーティーバスとは?

まず、パーティーバス、通称「チバ」について紹介しますね。
コロンビア・カリのパーティーバス「チバ」は、バスそのものがクラブのようになっていて、移動中から音楽やお酒、ダンスを楽しめる夜遊びです。普通のバスに乗って目的地まで移動するのではなく、車内でみんなが立って踊りながら盛り上がり、最終的にはクラブへ向かうというスタイルです。
「チバ」には音響や照明が備えられており、車内の中心にはダンススペースがあります。そのため、移動そのものがすでにパーティー。夜の街を車窓から観光することが主目的というより、バスの中で音楽を聴き、お酒を飲み、みんなで踊りながら盛り上がるのがメインです。カリの夜遊び文化を楽しめる、まさに「走るパーティー」のような存在です。
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カリのパーティーバス「チバ」に乗車
深夜0時からスタート
その日私は私の男友達と、その男友達の友達たち、合計7人ぐらいでパーティーバスに乗りました。私たちがパーティーバスに乗り込んだのは、深夜0時ちょうどくらいでした。出発地点は「La Calle del Sabor(ラ・カジェ・デル・サボール)」の近くにある交差点あたりで、Torre Corficolombianaの反対側です。
日本人の感覚だと、深夜0時は「そろそろ就寝時間だな」という感じがしますよね。ですが、カリでは違います。バスに乗り込んでいる人たちはみんな元気いっぱいで、疲れている様子なんてほとんどありません。むしろ「ここからが本番」という空気で、乗った瞬間からパーティーが始まります。
中南米を旅していると、日本とは夜の時間の流れ方が違うなと感じることがありますが、このときもまさにそのことを実感しました。
なんちゃって飲み放題
パーティーバスでは飲み物が飲み放題というシステムだったのですが、私が乗ったときに用意されていたのは、ラム酒入りのコカコーラのみでした。
ドリンクはまさかのたった1種類!
そして、驚いたことに水がありませんでした。
私は普段ほぼお酒を飲まないので、最初は「どうしようかな」、「お酒なんて飲んだらクラブで座り込んでしまって、踊れなくなる!」と少し躊躇していました。それでも半強制的に一緒に行った男友達に勧められて飲み始めました。
実際のところ、お酒の味はするものの、コカコーラの味が強かったため、「意外と飲めるじゃん!」と思いました。・・・ですが、コカコーラの味が強く、「お酒感」がないせいで、思ったより飲んでしまい、結構酔ってしまいました。最初はシラフで踊っていただけだった私もだんだんテンションが上がっていきました。
ただ、今振り返ると、普段お酒を飲まない人は無理をしないほうがいいと思います。飲み放題だからと、どんどん飲んでしまうと、後半で痛い目を見る可能性があります。特に水がなかったので、正直そこは少し困りました。
バスで踊る夜
急ブレーキでドミノ倒し

パーティーバスには一応座れるスペースもありますが、基本的にはみんな立ったまま、音楽に合わせて踊ったり飲んだりしています。
もちろんバスは普通に走行しているので、急ブレーキがかかると大変です。誰かがバランスを崩して、その人につられて別の人も倒れ、さらにその後ろの人まで巻き込まれるという、まるでドミノ倒しのような状態になります。そもそも、ほぼ全員が酔っているので、シラフの時よりバランス感覚が悪くなり、みんな簡単に倒れていきます笑。その上、みんな飲み物を持っているので、当然ながら飲み物も盛大にこぼれます。
実際、私のズボンも一緒に行った友達のズボンも、飲み物がぶちまけられてかなり悲惨な状態になりました。冷静に考えると結構ひどい状況なのですが、その場ではお酒が入っていることもあり「まあ、どうせそのうち乾くでしょ」という感じで、そこまで気になりませんでした。
音楽はレゲトン
バスの中で流れていた音楽は、基本的にほぼすべてレゲトンでした。私はサルサやバチャータのほうが好きで、普段からレゲトンをたくさん聴いているわけではないので、知らない曲も多かったです。それでも、何曲かは知っている曲が流れてきたので、「この曲知ってる!」となる瞬間もありました。
一方、私の男友達は最近のレゲトンから古いレゲトンまでほぼ全曲知っていたようで、飲みながら、歌いながら、踊りながら、そして時には急ブレーキでバランスを崩しながらとかなり忙しそうでした。
もちろんレゲトンなので、みんなが踊っているのはペレオです。ペレオとは簡単に言うと、犬が交尾をする時の動作に由来していると言われる「セクシーダンス」です。
私は最初、周りの人たちが踊っているのを見ながら楽しんでいたのですが、お酒の影響もあってか、途中から一緒に行った男友達と私もペレオを踊りました。これが、意外とめちゃくちゃ楽しかったです。
私は今までペレオを踊ることに少し抵抗があったのですが、周りに日本人もいなかったので、「『あの人日本人なのに、よく恥じらいもなくあんなの踊れるな」と思われるかもしれない!」みたいなことを考える必要もなく、とても楽しめました。
ちなみに、ずっとレゲトンだけだったわけではなく、1、2曲サルサも流れていました。サルサ好きとしては、そこで少しテンションが上がりました。
途中でトイレ休憩
この日はパーティーバスの走行中に一度だけトイレ休憩があり、カリの有名クラブ「ラ・トパ(La Topa)」の近くにある売店で、15〜20分ぐらい停車していました。そりゃあ、飲み放題のお酒入りコカコーラを20〜30分ぐらい飲み続けていたら、トイレにも行きたくなりますよね笑。
この時間は、トイレに行く人もいましたし、そのままバスに残っている人もいましたし、バスから降りてタバコを吸っている人もいました。私としては一度外に出て、トイレに行ったり少し休憩できたのはありがたかったです。
ただ、まだ目的地には着いていません。この時点ですでに0時を過ぎていますが、カリの夜はここからさらに続きます。
深夜1時過ぎに「10-60」に到着

パーティーバスに乗っていた時間は、だいたい1時間ちょっとだったと思います。そして、最終目的地である10-60には深夜1時過ぎくらいに到着しました。
10-60は私自身、以前にも行ったことがあるクラブです。サルサやバチャータだけでなく、レゲトンやエレクトロ系の音楽なども流れているので、いろいろなジャンルを楽しめるクラブという印象があります。
ちなみに、この日は入場時になぜか私だけ身分証の提示を求められました。これは私が怪しかったとか、外国人だからという意味ではなく、どうやら私が未成年(18歳未満)に見えたようです。このとき私は23歳でした。
スタッフから止められたのは私だけで、ほかに身分証を求められている人は誰もいませんでした。一緒に行った男友達も、最初は「なんで止められたの?」と、不思議そうな顔をしていました。私が「身分証が見たいんだって」と答えると、彼は警備員さんに向かって「彼女は23歳だよ!」と言って笑っていました。
Cedula de Extranjería(外国人カードのようなもの)の写真を見せたところ、ちゃんとクラブに入ることができました。(もちろん、パスポートや他の身分証でもOKです!)まさか年齢確認をされるとは思っていなかったので、少し驚きましたが、今となってはこれもいい思い出です。
10-60でダンス開始!
10-60に入ってからは、一緒に行った男友達とサルサ、バチャータ、そしてレゲトンを踊りました。
まずサルサやバチャータがかかるブースに行ってみたのですが、ここはかなり空いていました。カリにはたくさんのサルサ専門のクラブがあるので、わざわざいろんなジャンルの音楽が聴ける場所で、あえてサルサのブースを選ぶ人が少ないのかな?という印象です。私たちを含めても、踊っているのは多くて4組くらいでした。普段からサルサのブースは結構空いている印象です。
一方で、レゲトンのブースはとにかく人が多くて、踊っていると周りの人とぶつかるくらいの混雑です。ですが、私にとっては、むしろこのくらい混んでいるほうが楽しかったです。これだけ人がいて、みんなが踊っていると、たとえペレオであっても、恥ずかしがらずに踊れます。
しかも、この頃にはパーティーバスで飲んだお酒に加えて、一緒に行った男友達からさらにアルコールをもらっていたので、かなり楽しくなっていました。普段の私ならもう少し冷静に「ペレオって恥ずかしいな」と考えていたと思いますが、この日はそんなことを考えもしず、普通に楽しんでいました。
ペレオが意外と楽しかった
今回のパーティーバスで一番印象に残ったのは、実はペレオを踊ったことかもしれません。
私はサルサやバチャータなら普通に踊れますが、ペレオは今まで少し抵抗がありました。相手との距離感も近いので、正直、「この人とはペレオを踊りたくないな」と思う人もいます。というか、大半は友達であっても嫌です。
ですが、今回一緒に行った男友達は、私にとって親友であり、私の好きな相手で、普段からサルサやバチャータを踊るときのダンスパートナーのような人です。そのため、彼となら抵抗感もなく、楽しく踊れました。そして、「あれ、ペレオも楽しいじゃん」と思えたことで、今まで自分の中にあった小さな壁をひとつ壊せたような気がしました。
クラブを出た瞬間からの悲劇
結局、私たちは10-60が閉まる、深夜3時までそこで踊っていました。深夜0時にパーティーバスに乗り、1時過ぎにクラブへ着いて、そこからさらに2時間近く踊っていたことになります。
そんな深夜3時まで楽しく元気に踊っていた私ですが、10-60を出た直後、突然めまいと吐き気が襲ってきました。原因はお酒です。普段あまり飲まないのに、パーティーバスでラム酒入りのコカコーラを飲み、その後さらにクラブでアルコールを飲みながら深夜まで踊っていたので、今考えれば当然といえば当然です。
眠気、めまいと吐き気を感じていた私は、一緒にいた男友達を置いて、すぐに一人でタクシーに乗って帰りました。あれだけ楽しく踊っていたのに、クラブを出た瞬間に急に具合が悪くなるとは、自分でもびっくりしました。こういうこともあるので、深夜まで遊ぶ予定なら、宿泊場所は昼間の観光だけで決めず、夜遊び後の帰りやすさも考えて選んだほうがいいかもしれませんね。
後日、男友達に聞いたところ、彼はそのあと他の友達たちと一緒に朝6時くらいまで外で喋ったり飲んだりしていたそうです。いや〜、3時の時点でさっさと帰って大正解でした。たぶん私が朝6時まで付き合っていたら、かなり悲惨なことになっていたと思います。
パーティーバスの料金
私が参加したときのパーティーバスの料金は50,000COPでした。最初に聞いたときは、正直「50,000COPはちょっと高くない?」と思っていました。というのも、普通にクラブへ行くだけなら、そこまでお金はかからないからです。
ただ、10-60の入場料が基本的に15,000〜25,000COP程度だと考えると、残りの金額でパーティーバスに乗れて、飲み放題で、さらにバスの中でダンスまで楽しめると考えれば、そこまで悪くないのかもしれません。
何より、普通の交通手段なら移動時間はただの移動ですが、パーティーバスの場合は、目的地に着く前からすでにパーティーが始まっています。なので、クラブに行くだけなら高いですが、「バスの中から楽しめる夜遊び込みの料金」と考えれば、個人的には意外と妥当だと思いました。
ただし、料金は要チェックです。
私が後から調べたところ、パーティーバスの料金については情報がかなりバラバラでした。公式のインスタグラム(partybuscali.co)では85,000COPと書かれている一方で、別の人からは70,000COPという話も聞きました。ところが、私が実際に参加したときは50,000COPでした。なぜここまで価格が違うのかは、正直分かりません。
もしかすると、私がコロンビア人の友達たちと一緒に行ったため、コロンビア人向けの料金だったのかもしれません。ただ、これはあくまで私の推測なので、断定できません。
そのため、この記事を読んで「パーティーバスは50,000COPなんだ!」と思って現地へ行くのはおすすめしません。料金は変わる可能性があるので、参加する前に必ず最新情報を確認してください。
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クラブは日替わり?

カリのパーティーバスは火曜日と金曜日に運行されており、曜日によって最終目的地も違います。
火曜日の場合は、Gringo Tuesdaysが開催されるOnce Onceが最終地点で、金曜日の場合は、今回私が参加した10-60が最終目的地になります。なので、同じ「パーティーバスに乗る」という体験でも、曜日によって行き先やその後の楽しみ方が変わります。
国際交流ができるGringo Tuesdaysに興味があるなら火曜日、10-60でレゲトンやほかのジャンルも楽しみたいなら金曜日、という選択が良さそうです。
最終的な感想
結局のところ、カリのパーティーバスの個人的な感想としては、「レゲトンが好きなら、一度くらい乗ってみてもいいと思う」といった感じです。
私はサルサやバチャータのほうが好きなので、音楽だけを考えると、パーティーバスは完全に私の好みに合っていたわけではありません。それでも、バスの中でみんなと一緒に踊って、夜のカリの街を移動し、そのままクラブに入るという流れはかなり面白かったです。
普段レゲトンをよく聴く人なら、さらに楽しめると思います。バスの中も10-60のレゲトンフロアもかなり盛り上がっていたので、「カリでレゲトンを思いっきり楽しみたい」という人にはおすすめです。
「チバ」でラテン文化を楽しむ
今回のパーティーバスで面白かったのは、移動している時間そのものがラテン文化を体験する時間になっていたことです。
日本人からすると、音楽をガンガン流しながらバスの中でお酒を飲んで、みんなで踊りながら夜の街を走るというのは、なかなか味わえない非日常ですよね。このパーティーバスの体験は、少なくとも私にとっては「これぞラテンアメリカの夜!」という感じがしました。
もちろん、快適だったかと言われると、急ブレーキでドミノ倒しになるし、ズボンは飲み物で濡れるし、水はないし、決して優雅なナイトツアーではありません。
ですが、私はそういうところも含めて楽しかったし、面白かったです。
中南米を旅するとき、私は有名な観光地を見て終わるよりも、「現地の人たちが実際に楽しんでいるものをちょっと体験してみたい」と思うことが多いのですが、今回のパーティーバスはまさにそんな旅になりました。
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まとめ
コロンビアのカリで体験したパーティーバスは、レゲトンを聴きながらバスの中で踊って飲み、そのままクラブへ向かうという、かなりラテンらしい夜遊びでした。また、ペレオにも挑戦できて、個人的には自分の殻をひとつ破れたような、かなり印象に残る夜になりました。レゲトン好きなら、カリの夜遊びの選択肢として一度体験してみてもいいと思います。
以上、今回は私がコロンビアのカリで体験したパーティーバスについてご紹介しました。




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